2003年、「アクセス」で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した
誉田哲也さんの作品。
姫川玲子警部補が主人公。
横山秀夫さんや北村薫さんの書く警察描写のリアリティとはまたちがうテイストで
最初は、その事件内容にかかわらずライトな推理小説だと思っていたが・・
姫川玲子が警察官になると決意したシーン。
部下の殉職。
とてもひさしぶりに
小説読んでいて、何度か涙がでてしまった。
それは、現実のリアリティをより感じたからなのだと思う。
仕事や職業に対する真摯な姿勢には、
強く心を揺さぶられる。
玲子の同僚である仲間たちのキャラクターも秀逸。
ラストシーンもすがすがしかった。
続編を期待したい!