副題は「資産運用を覚えないと財産は消える」
エコノミスト:エミン・ユルマズさんの本
テレビや動画配信でもその発言を観る機会が増えています。
日本そして日本株の将来についての楽観的な見方を
表明しているのは有名なところ。
トルコ出身で、日本に対して客観的な視点を持てること、
感情的にならず、論理的な説明をしてくれていて
極端なことを言っているようでも、
説得力があって
意見を聞ける存在だと思っています。
コロナ禍・コロナ後の中国について、
ウクライナを侵攻したロシアについて、
アップルやテスラについて、
FTX,仮想通貨について。
など、
興味を持っていたトピックについて
まとまった解説・見解を読めるのは書籍ならではの良さ。
本書が描かれたのが2023年初め、
(出版されたのが2023年3月)
米国のインフレ悪化懸念に紐づく150円に迫る円安がまだ
継続中だったり、
中国での大手不動産開発企業の巨額破綻懸念のニュース
10月に入ってからは
ハマスの奇襲攻撃で始まったとイスラエル軍との衝突による
中東情勢の悪化など、
想定されてなかった動きもあり、
世界経済の動きは、また読めない要因がふえていますが、
本書での日本の分析で、
無人化がひとつのキーワードで
日本の強みになるという意見は説得力がありました。
<出版社URLの内容紹介>
-----
中国vsアメリカ。国際情勢は大変化!
世界中のおカネが、日本経済に引き寄せられる。
「無人化」に注目。
時代の風を掴む企業=20銘柄
米国にとどめを刺された中国の半導体セクター/経済的に弱体化していく中露ブロック圏
サプライサイド経済が破綻した米国の窮地/資本が集中する新冷戦の恩恵を受けそうな国
テスラとメタバースに向けられる疑念の視線/厳しい規制を掛けられる暗号資産
どの先進国よりも見通しが明るい23年の日本経済/再び評価される日本流
日本のお家芸だった無人化システム構築/日本への投資がどんどん増える時代
デフレから構造的インフレへ/日本株再注目は自明の理
-----
<ビジネス社の著書URL>
https://www.business-sha.co.jp/books/category00/item_a001064