乾くるみさんの本。
つい最近まで、映画が公開されて
テレビでスポットCMがよく流れてました。
最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。
─実写化不可能といわれた小説が、 ついに映画化。
小説が出たころ、
「最後から・・・で、本書は全く違った物語に変貌する」
「必ず二回読みたくなる」
乾くるみさんの名前と印象的なキャッチは記憶に残っていて
1回読んだことがある小説だと思いこんでましたが・・・
初読でした。
side-Aとside-B
各章に振られたヒット曲は1980年-1990年代(70年代のもありますが。)の懐かしいもので
作中でふれられるドラマも「男女7人夏物語」、「男女7人秋物語」があって、
時代的に、実は私と主人公たちは完全に同世代なのですね。
懐かしさと青春時代の思い出と、ふつうの小説よりも
素直に作品世界を楽しんでました。
Side-Bが進んで・・
ふと気づくとのこり数ページ(解説~再読のお供に~ 除く)
あれれ・・これで終わるの??
なにがどんでん返しなんだ??
ととまどっていたら。。。
来ましたね。。
一瞬 読み流したあとに、
ん。。
何?
ぞわった来ました。これかあ・・
作者のたくらみにきれいにはまってしまいましたが
これは読者としてはうれしい騙され方でした。
2回といわず3回は読み直しました。
おもしろかった。
それにしても、読後に改めて考えると
実写化不可能・・だよね。
前田敦子さんのキャスティングは絶妙な気がするけれど
どうやったんだろう。
陳腐なアイデアしか浮かばない。
映画も観たくなりました。
<Yahoo映画のHP>
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96/351031/