海堂尊さんの長編小説。
「チーム・バチスタの栄光」シリーズ作品のファンなら
おなじみの桜宮市が舞台。
主人公は平沼鉄工所営業部長、平沼平介、
ユニークかつ天才的な発想の技術力をもった
父親でもある社長・平沼豪介のもとで
臨時行員謙営業担当として、経理担当の妻と一緒に働いている。
「ヘイヘイ、平介」
8年ぶりに現れたチューリップ・ハットをかぶった悪友
”ジハード・ダイハード”の合言葉をもとに
もちかけられたのは、かつて故郷創生で全国の自治体に
配られた1億円で、つくられた黄金地球儀の強奪。
いつものシリーズとは違って、
明るくて笑えるジェットコースター作品。
なじみの人物も何人か顔出しして、それも楽しい。
軽く読めて楽しみました。
最後の展開もまた、よかったなあ。