原作:山崎豊子
主演:渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之
テレビで4時間近い放映時間・・
どれだけ長いんだと思って観はじめましたが・・・
見ごたえありました。
公開時、単なるプロモーションだけでなく、時事ニュースでも
取り上げられいたけれど、どういう話なのか、
断片的な解説だけだと、正直うまく想像できなかった。
日本航空をモデルにして現実におきた事故や、
対立する複数の労働組合、
虚構と現実が組み合わさったストーリーなれど、
現実の重みのために、自由にならない部分も見えた気がする。
恩地と行天、かつて会社のことを考えて労働組合で戦った
二人の男が歩んだ人生、
その時間と、積み重ねたものがこの映画の価値だと思う。
行天に迫る検察の姿、
再びナイロビ勤務を命じられた恩地、
アフリカの大地を写したラストシーンは、壮大だけれど、
完結しない物足りなさを感じた。
家族、妻と何より子供たちが、自分の人生を肯定してくれているということが、
主人公:恩地の人生が間違っていなかったことの証明なのだろうね。
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