筑紫哲也さんというと、
TVでのニュースキャスターとしての印象が強くなっていて
20年以上前に、
それ以前の生活とか考え方をNHKの番組で語っていたときの
ことなど忘れかかっていた。
まだ新聞記者だった頃
クラシック音楽鑑賞、オーディオ好きで古い借家を仲間と借りて住んで、
音楽を聴いていたら、近所では
最近音楽家が越してきたとうわさされたエピソードなど。
本書では、筑紫さんも立ち上げにかかわった
NPO法人「スローライフ・ジャパン」それに
故郷の大分日田市で学長をつとめた「自由の森大学」の
ことが書かれていて、
マスメディアの中で固定されたイメージとはちがう部分に
ふれることで、また別の印象がよみがえってきた。