ディーラーで働く主人公:恭一。
家族4人の幸せな生活、
かつてそこに起きた悲劇。
満たされないものを株取引で埋めてきた男が
巻き込まれていく大きな波。
虚構と現実を織り交ぜることで、
普通の小説とはちがう臨場感がただよう。
題名から受ける印象とはことなって、
家族との関係などのwetな部分が印象的。
<著者紹介>によると、多くの著名な漫画の原作者でもある
樹林伸さんの長編小説。
かつてよく読んでいたころのヒット作品が
多くて驚きました。
そんなバックボーンがあるからこその小説だと思います。