かつて高校・大学で活躍し、日本代表入りも嘱望されたラガーマンが、
小学校でラグビーを教えたいと願い、大学にも入りなおして
教壇にたつ。
そんな先生:アッシーこと熊沢敦の目線と
彼を新担任に迎えた小学生6年の鹿島治生の目線とが
時折クロスオーバーしながら物語が描かれていく。
いじめなどの問題を抱えたクラスが、
熱血教師の授業やタッチラグビーでの経験を通じて
だんだん変って行く。
1年間、6年一組の生徒たちが卒業するまで、
ストーリーとしては、どうしても想像できるようなものに
なりがちなのだけれど、
さわやかな気持ちで楽しめた。
凝ったり、意表をついたり、そんなことをしなくても
成立する基本的なストーリーというのある。
小学校などの時期に、真っ直ぐで熱い先生に出会うことの
大切さを改めて思い出した。
先生という仕事には、大変なこともたくさんあるでしょうが、
とても大きな影響力があるということです。