監督:フランシス・ローレンス
主演:キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ
http://www.walkerplus.com/movie/special/constantine/
特殊な能力を持ち、悪魔祓いを生業とするジョン・コンスタンティン。
天国と地獄の狭間にある人間界で、
両者のバランスが崩れはじめた気配を感じる。
ほとんどが夜のシーンで閉められる映像。
ワイルドで、孤高のハードボイルドタッチは
キアヌ・リーヴスのはまり役。
15歳からの喫煙のせいで、肺がんに冒されて余命1年を宣告されている。
自殺の禁忌が物語の大きな核になっている。
キリスト教(カトリック)の世界観は、
アメリカ映画としてもあまりなかったもの。
天国と地獄、神様と悪魔、
描こうとした世界が壮大だっただけに、
この長さに詰め込んで、そして解決までさせてしまったのが
ちょっと、残念な気もする。
もう少し、制限した小さな世界にすれば、
シリーズ化して楽しめたかもしれないが。
まあ、でも潔いというべきなのだろう。