監督：中村義洋
主演：竹内結子、阿部寛、吉川晃司
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http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id329055/
原作小説がすぐれたベストセラーでもある作品の映画化は、
難しいものだと思う。
キャストのイメージ、限られた上映時間、
どうしても変更したり、削らなくてはいけない部分があり、
小説とは、別物であるという点と、何がちがうのか？
独立したエンターティメント作品としての味わい。
いろんな視点で、観ることになってしまいます。
きわめて個性的であくの強い白鳥圭輔を誰がどんなふうに演じるのか、
あわせて、作品の味わいを決める田口公平は？
阿部寛と竹内結子（女性に代わった）は、
でもすんなり受け入れられました。
(テレビドラマ化でもまた、別のキャスティング・味付けがあって
おもしろいですね。）
作品は、おもしろかった。楽しめました。
後から何回か見直していくと、主要人物以外の
登場人物たちの背景やキャラクターは、あっさり描かれていて
そこが小説とはちがうところですが、独立した作品として
よくできていると思います。
海堂尊さんのノンフィクション「外科医 須磨久善」で、
本作で天才的外科医：桐生恭一を演じる吉川晃司さんの役に打ち込む姿が、
医療関係の監修を勤めた須磨久善さんとの会話とあわせて書かれていて、
それもまた、この作品の見所になるかと思います。
