ソニーの据え置き型 Hi8ビデオデッキ: EV-NS9000 (1995年購入)
ここ数年、手持ちの古いAV機器などの不具合が続いています。
Hi8の高級機、EV-NS9000も2度目の不具合です。
<前回:地上波アナログチューナー不調 2002/11>
突然アナログ地上波がほとんど映らなくなり、出張修理をお願いしました。
(BSは問題なし)
- 外カバー、内部のシールド板をはずして、
サービスマンの人がチューナーブロックを
ドライバーのハンドルでたたくとその瞬間きれいに!
- チューナーブロックのハンダ部の不良が原因でした。
修理内容としては、数箇所を再ハンダしただけで解決。
基本技術料 \1,300
作業技術料 \7,400
出張料 \2,200
消費税 \545
\11,445
- 治ってめでたしといいたいのですが、こういう修理はちょっと
複雑な気分ですね。再ハンダだけ?というところ。
<今回の不具合>
1) テープを挿入しようとしても、受け付けずにEject。
2) 押し込むと正しくローディングしますが、
巻き戻しをするとテープ巻き込んでSTOP
(再生や早送りはなんとかOKですが・・
早送り時も変な音が大きくスムーズでない感じです。)
-1)の傾向はずいぶん前からあって、テープによっては吐き出されやすい
傾向があったりもしたのですが、今回は普通に操作すると全部だめです。
東芝SVHSデッキの例もあるので、箱をあけて中身を確認してみました。
- 残念ながら、ポストイットなどの異物の巻き込みはなし。
1)に関しては、メカのプラスチック・バネ・などが左右で強度のバランスが
くずれているようです。
水平に強く押し込むと正しくローディングされます。
2)こちらは深刻でした。巻き戻し(強・弱)の制御をすると
テープの送り出し側に対して巻き取り側が弱くて、
するするとテープのゆるみが拡大してガイドからはずれ、わかめ状態です。
普通に再生するときも、2~3cmくらい遅れたあとで巻き取りが追随する状態で
かろうじてまともに動いている感じですね。
制御系なのかメカなのか、とりあえず素人修理では手に負えなさそうです。
購入当時、VHSとのテープ容積の比較で、”こんなにコンパクトに録れる!”と
いうことが売りになっていましたが、
10年たって8m・Hi8とも生産中止になって、これで修理もできなくなれば
おいおいおい・・です。
高級機を買ったのは、長く使えるだろうということを
期待したからなのに。
ブランクメディアが供給されなくなるのは仕方ないとしても、
再生できなくなるメディアって!つらいですね。
(CDはすごい!DVDは大丈夫・・かな。)
サービスセンターに電話したところ、該当機種の修理はまだ行っているということで
とりあえず安心しました。(最高級機だからの恩恵?)
来週以降、修理を頼みます。
いよいよ次世代メディアへの移行も検討しないとだめですね。