副題は、「日本はなぜ凋落したのか」
小説「ハゲタカ」等で知られる真山仁さんのルポルタージュ
週刊エコノミストで2016/5からの2年にわたる連載をまとめたもの。
刊行は2018年10月なのだけれど、まだ1年もたっていないところで
すでにかなり古い感じもする。
シャープ:堺・液晶コンビナートの失敗から鴻海資本配下へ
パナソニック:最新プラズマテレビ用パネル工場の閉鎖と市場からの撤退
東芝:不正会計と原発事業の失敗に端を発したメモリ事業の売却問題
かつて、きら星のような存在だった企業の凋落を
振り返るのは心が痛い。
ただ、よくもまだ生き残ってくれているものだなとも思う。
(三洋などは無くなってしまったのにくらべると)
もう一度おなじような失敗があれば、今度は生き残れないだろうなとも思う。
日本企業の復活と成功を願います。