東野圭吾さんの長編小説。「マスカレード・ホテル」の続編。
舞台は、前作と同じホテル・コルテシア東京
大みそかのカウントダウン(仮装)イベント:マスカレード・ナイトに向けて
コンシェルジュとして働くようになった山岸尚美と
再びコンビを組む刑事:新田
イベントへの殺人事件の犯人の参加を告げる
密告者の目的・正体は?
前作とおなじくホテルならではの顧客のエピソードが
興味深いのだけれど、
今回、
新田はホテル・クラークとしての仕事は制限されてしまったこと
山岸尚美も自分のコンシェルジュの仕事に重点をおいたストーリーになっていて
2人の協力があまり深いものでなかったのは残念。
そのかわり、新田と能勢刑事とのコンビでの活躍は
相変わらずで頼もしい。
終盤そして事件解決後の
関係者・犯人の証言が出そろうまで、謎に満ちていた事件の複雑さが、
本作の魅力だろうなと思います。
Endingの状況を考えると、さらなる続編は難しいかもしれないけれど、
思い切った展開が期待できるかも・・とも思いました。
気長に待っています。