百田尚樹さんの本。
新書で出された本かと思っていましたが
ソフトカバーとはいえ、装丁もしっかりしていて
そこにも著者や出版社のメッセージはあるのかと思いました。
日韓関係については、大きなトピックが複数あるので
語られるにあたっても、ひとつの記事の中で
せいぜい2つか3つくらいのトピックに
跨る程度で輪が閉じていることが多いのですが
本書を読むと、社会情勢だけでなく
文化や制度、伝統といったことが
すべてつながって事象はなりっているものだとわかります。
かつての韓国の身分制度の過酷さについては
日本の士農工商とは、また比べ物にならないもので
本書を読んで、
改めて大きな感情のベースになっているような気がしました。
この部分だけでも、読む価値があります。