堂場瞬一さんの長編小説。
主人公は、大手新聞社の社長室に務める南康佑、
社長の急死にともない、
経営危機から脱する、外資系メディア会社への身売り話の渦中に
放り込まれることになる。
紙の廃刊、電子版への完全移行、
ネットとの関係
ここ何年かいろいろな文章で読むことがあったトピックなのだけれど、
実際にそこで働く社員の感覚までは想像できないし
実際、長い間に構築されたシステムは巨大で簡単には変わっていけない
のだろうなと思う。
立場も考えもちがう登場人物たちの視点にたつことで
見えてくることもあり、
エンターティメントとしてもおもしろかった、です。