加藤郷子さんの本。
実際に、
あえてせまい家を選んで充実して幸福な生活を送っている
家族の例を紹介している本。
著者自身の住まいも紹介されています。
私自身、
セレブの豪邸のような極端なものは除くとしても、
少しでも広い家の方が快適で豊かというイメージは
今でもあります。
正直、自分が幼かった頃から、住んでいた家は
今の基準で言えば、広いほうではなく、
働き始めてからは、広さ=快適さの考えで
住まいを選んできました。
ただし、
費用（購入費と管理維持費）と利便性（所在地）などとの
トレードオフがあって、
どこが最適解かは変わってくるというのは最近の実感です。
本書は、
例えば都心の生活の利便性を優先することで
せまさは妥協しても、工夫や考え方でせまさ自体を良い点に
変えることができるという事例を示しています。
郊外から都心という流れができたのは、
通勤や生活などの
実感としての幸福感に即したものだと思っていますが、
あえてせまい家という選択肢が加われば、
費用的な観点での制約が弱まって
さらに自由度は増えていくな、と思いました。
