文字の踊る派手な装丁が目をひく、真山仁さんの長編小説。
主人公は日本屈指の選挙コンサルタント:聖達磨
日本屈指の自治体:高天市を舞台に、
実績のある現役市長を相手に
勝ち目のほとんどないの次期市長選をどう戦うのか?
”デモでは民主主義は守れない”
というキャッチは最近の世相に乗ろうとする出版社の意図しょうが
本編では、
あまり時事的な感じはなくて、それぞれ癖のある人たちの攻防が楽しめます。
序章で登場し、聖の運転手として雇われる関口健司の
素直さにも癒されます。
NHKドラマの「ハゲタカ」
自分があまりふれることがなかったバブル時代の一攫千金的な刺激のある雰囲気を
体感できる感じが好きだったのですが、
真山仁さん、デビュー10周年とのことです。
。