湊かなえさんの長編小説。
最近読んだ湊かなえさんの小説に、
初期の作品で持っていた独特のイメージから離れた
新しいものを感じるようになりましたが、
本作、
隠されていた、または気づかなかった
人の思いや気持ちをつむぐことで、景色が変わる・・
初期の作品と同じようなテーマ構成をもちながら、
それを主人公一人の視点、行動のなかでつないでいくことで
主人公が感じる思いにシンクロした心のゆらぎを感じました。
新しい、おもしろかった。
そして理解することで生まれるせつなさ・・・
この後のストーリーはどうなるのかな。