湊かなえさんの作品集。
- みかんの花
- 海の星
- 夢の国
- 雲の糸
- 石の十字架
- 光の航路
舞台となるのは瀬戸内海の島:白綱島
、
一島一市だったという説明や、O市やM市についての位置づけ、
それに小説内で描写されるいくつもの説明からみても
湊さんの出身地である、広島県因島(現尾道市)なのかと思います。
私の生まれも因島で、
5歳くらいで引っ越したとはいえ、その後も中学生くらいまでびたび夏休みの
2週間くらいを叔母の家で過ごしていたので、
懐かしいのだけれど、
寂れていくような描写は寂しくもあり。
ずっとこの島で過ごしていたら、どんな人生だったのかな・・
と思うことは何度かあったのですが、
そんな想像をちょっと体験できるようなそんな小説でした。