長田渚左さんのノンフィクション。
東京オリンピックでの活躍、日本での熱狂的な人気、
東京の名花と言われた
チェコの体操選手ベラ・チャフラフスカさん。
1967年生まれの自分には
個人的な記憶はまったくないのだけれど、
小峰元さんの小説をはじめとして、上の世代の創作者たちの作品の中で
語られてきたその魅力みたいなものには、はっきり記憶している。
本作ではじめて知った
チャフラフスカさんと日本との強いつながり、
強い絆で結ばれた遠藤幸雄選手(体操男子個人総合金メダリスト)や
他の日本選手たちとの友情。
そしてチェコスロバキアの歴史の中で
本当に現代までつながる困難の中での強い生き方に
強い感銘を受けました。
今の時代だからこそ・・・
おすすめです。