road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ」ロバート・キヨサキ/筑摩書房

「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者:ロバート・キヨサキさんの本。

著者の本を読むのは、実際「金持ち父さん、貧乏父さん」以来。

本国で1997年、邦訳が出たのは2001年とのことなので、
あれからリーマンショックを含む失われた10年の時間を経て
著者の状況、景気に左右されない著者の投資哲学の
結果を知ることになった。

「金持ち父さん、貧乏父さん」での核となる部分が、
資産となる不動産投資ということは記憶に残っていたのだけれど、
それ以外の投資(金・銀や株など)について、著者がこんなに強い
信念に従っているとは知らなかった。

国がどんどん紙幣を印刷している中で、貯金は負債でしかない、
というのはデフレの続く日本では極論にも思えるけど、
昨今のあいつぐ金融緩和のニュースを見ると
いずれはそうなるかもしれないという説得力がある。

また投資熱の高いアメリカで、著者の主張は広く支持されているのかと
思っていたけれど、株式や不動産バブルの破綻を予測した著者に対して
ウォール街や金融業界からは酷評されていたんですね。

本書で何度も強調されているのは、”ファイナンシャル教育”の大切さ。

正しい教育には投資すべき、というのは、正論だと思うけれど
正しさを見極めるのが難しいのだとも思う。


子供のころの経験として、ボードゲーム:モノポリーの話も何度もでてきます。

モノポリーについては、個人的な思い出がある。

小学生のころ、
1歳違いの兄の同級生が持っていて、休みの日よく私も混ざって遊んでいた。
私の家には、”人生ゲーム”、その兄の友達の家にあったのが”モノポリー”。

人生ゲームにも、
株を買う話とか、賭け(ルーレット)などあったし、
最後は、破産するか、億万長者になるか、など
お金のイベントはあるのだけれど、就職があったり、結婚があったり、
お金に焦点あてないようにもなっている。

モノポリーは、
まず自宅を買うところから入り、ホテルにして、相手の駒がそのマスにとまると
お金がはいり、それを投資してどんどん財産を増やしていくという、
ほぼお金にfeatureしたシンプルなゲームなのに、
その面白さ、楽しさは人生ゲーム以上のものがあった。

家やホテルを建てる街(通り)によって、購入価格はぴんきりなのだけれど
宿泊費も当然異なるので、どの街で家・ホテルを変えるかで
ゲームの勝敗が変わる。

お金だけもっていても、上手な投資をしなければ勝利は望めない。
お金があっても、機会がなければ投資はできない。

まだ小学生で、投資のことなど(言葉も含めて)何も知らないのだけれど
手持ちの金と投資機会、シンプルなのにすごく熱くなるゲームだった。
(ボードウォーク街とか今でも覚えている。)

妥協しない投資・・・
学習と教育

本書は一度は読んだほうがよいと思いました。