井上夢人さんの長編小説。
内容紹介(Amazonより転載)
洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。
女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。
偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしま・えり)を座らせる。
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鈴木誠の抱えた痛みとそれ故の行動にすっかり引き込まれてしまっていた。
正直、読んでいてつらいストーリー、ある意味意外性などない
想定通りの不幸への終着。
それが・・・
最後に世界が変わって見えるようになったときの感動、
期待がよい方に裏切られたときの驚愕、
ストーリーテラーである井上夢人さんの手腕に改めて
やられました。
これが読書の楽しみですね。