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「デッド・オア・アライブ 1-4」トム・クランシー/新潮文庫

前作「国際テロ」に続くトム・クランシーの長編小説。
グラント・ブラックウッドとの共著。

9.11テロの黒幕、首謀者アミールの姿をおって
対テロ極秘組織<ザ・キャンバス>が動く。

ジョン・クラークに、ドミンゴ・”ディング"・シャベス
そして前作に続いてジャック・ライアン・ジュニアとカルーソー兄弟が活躍する。
そして父親ジャック・ライアンはふたたび大統領をめざすことを決意する。

大作、前作はほんのプロローグだったと思う。

最終的に入念に計画された大きな計画を阻止できて、<ザ・キャンバス>の存在する意味が
証明されるのだが、薄氷の勝利。
現実世界でこんなテロがおきたらと思うと怖い。

作中終盤で、カナダの対テロ組織への態度について書かれているのだが、
現実の事件とリンクして、この危機は現在進行形なのだということを
実感させられた。