スポーツ・ノンフィクションライター、金子達仁さんの本。
2002年、日韓W杯とその直前に旅したサッカーをめぐる旅の記録。
日韓W杯、
予選グループリーグを勝ち上がったときのうれしさと、
決勝トーナメント初戦でのあっけない敗戦。
ああ、そうだったなと、当時の感覚を思い出した。
期待されながら惨敗したドイツW杯、
開幕前の不振状態からそれまでになかった強さをみせて勝ち上がった
前回の南アフリカW杯での興奮。
日本がW杯への初出場を果たしてから20年、
日本人がW杯に求める意識が、これまで他の国がそうであったように
変わってきているということ実感していると語る金子達仁さんの言葉。
自力での決勝トーナメント進出の可能性が閉ざされた
今回のブラジルW杯の結果が、またそのきっかけになっていくのだと思う。