誉田哲也さんの小説。
超能力者の存在が確認されて、日本超能力師協会から認定をうけた
超能力師は、プロとしてはたらくことができるようになった社会。
実際の仕事はほとんど私立探偵とおなじような浮気調査だったり、
企業の採用面接を裏からささえるサポートだったり。
1級超能力師であり、捜査協力などの多くの経験ももつ
増山所長みずからが、超能力なんてそんな便利なものじゃないと
うそぶくように、超能力という言葉で想像するイメージとは
ちょっと異なっていて、
各章ごとに主人公を務める所員たちの
こころのつぶやきを、ちょっと笑いながら、ちょっとしんみりしたりして
楽しめました。