橘玲さんの本。
市場で起きえる出来事の中で
最悪の”破綻シナリオ”が進んでいくにしても、
ある朝目覚めたら日本円が紙くずになっていた、ということは
絶対にありえない。対応する時間は十分にあり恐れなくてよいということ。
「あとがき」より、橘玲さんが伝えたいこと。
‘鐱椶虜眄がたとえ破綻に向かっているとしても、
当分は金融資産は普通預金でもっていればいい。
日本の財政が破綻したとしても、
手近にある金融商品だけで資産のかなりの部分を守ることができる。
たとえ「海外投資」をする必要があるとしても、
ネット銀行の外貨預金で十分だ。
強調したいこと。
「金融機関が熱心に勧誘するウマそうな話はすべて無視する」
アドバイスとしては、
感情だけで動いてはいけないということ。
消費税率UPの影響がどのくらい、日本経済に悪影響を与えるかは
まだわかりませんが、民主党政権が終わった2013年のような
一本調子の上昇でないのだろうなとは推測されます。
それでも、起こり得る最悪のシナリオでさえ、
恐れる必要がないということです。
シンプルで合理的な説明で、不安を払しょくできる。
そんな本です。
