英国SISのDDPS(欺瞞、逆情報及び心理黄砂買う」部)部長、通称”騙し屋”
サミュエル・マクレディを主人公にした
フレデリック・フォーサイスのシリーズ長編、1作目。
冷戦が終了した世界で、人員整理構想のスケープゴートとして
引退を勧告されたマクレディ。
現役にとどまるために開催された聴聞会で語られる
マクレディの業績、
このシリーズは刊行されたころは、
実際あまり興味をもてなくて
フォーサイスの作品の中で例外的に読まなかったシリーズだった。
時間がたって、作中と同様に東西冷戦のときのエピソードを
ふりかえる形で物語にふれられるのは良かったのだと思う。
おもしろかった。全4部作のようなので残りを読むのも楽しみです。