新井素子さんのショートショート15篇を収録。
デビュー作の「あたしの中の」に収録された作品以来の
ショートショートじゃないかと思います。
当時の作品と同じやわらかさとかやさしさがそのままで
懐かしい。
あとがきで
星新一さんに見出されて作家になった新井素子さんならではの、
星さんのショートショートへの思い入れもたっぷり語られていて、
(星新一さんのショートショート・アンソロジーを編む仕事が
本書の誕生のきっかけです。)
古くからのSFファンには、嬉しかった。
中学1年のときに、最初に買った日本人SF作家の作品が
星新一さんのショートショートだった記憶があります。
文庫で180円、「おーい、でてこい」が収録されてたかな。
星新一さんのショートショート、
ひさしぶりに読み返したくなりました。