三橋貴明さんの本。
3/11 東日本大震災の後での日本、復興への道。
橋梁や、高速道路や鉄道の高架、
そして学校などの公共建築物。
建造、建築されてから数10年、
耐久年数にせまろうとしているものが多数あり、
地震国、日本で生活していく日本人にとって、
耐震補強などの公共事業を進めることは必要なこと、
日本の復興につながると説いている。
公共事業悪玉論というのは、庶民に受けの良いテーマであって
マスコミも大いにあおってきたけれど、
不満があったのはグリーンピアに代表されるような、
国民に益のない施設を、最終的に一部の個人にお金を落とすために使うこと。
国民のために、必要なことを必要な分だけ手当てすることに
不満などない。
稚拙な判断や、誤った決断をしてしまったことは
取り返しがつかないことではあるけれど、
学習して、次に生かせるなら、その痛みには価値がある。