警視庁刑事:麻生龍太郎・警部が活躍する長編小説。
1989/2 冒頭のシーン
韮崎誠一、東日本連合会春日組の幹部が
山内練と出会うシーン
1995/10
韮崎がホテルのバスルームで死体で発見される。
大長編....
重く、そして濃かった。
及川、山内練そして韮崎、
警察を辞めて私立探偵になった麻生龍太郎の活躍を
描いた本を先に読んだから、
ここ数作、とびとびに過去を振り返るように作品を読んできたが、
優秀で、抜群の成果を残してきた麻生龍太郎が
何故、警察を辞めたのか・・
以後の作品でも登場する因縁の深い登場人物たちとの関係が
深く、綿密に書かれていて、
多くの登場人物たちの人生のたどるのにエネルギーを使ってしまった感じ。
読み応えのある大作だったけれど、
読み終えて何かが終わってしまったような気もする。
麻生龍太郎が登場する一連の作品群、
読む順番によって、いろんな見え方をするんでしょうね。
それは、すごい作品ということだとも思う。