road2vのブログ - a little white rooster

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「窓際の死神(アンクー)」柴田よしき/双葉社

柴田よしきさんの長編小説。

「日本昔話」をモチーフ?にした2編。

おむすびころりん
舌きりすずめ

これらの物語との絡ませかたは正直よく意味がわからない。
-ちょっと無理やりぽい。

それぞれの主人公は、
恋や、夢に破れてもがいているOL。

窓ぎわのさえない、不思議な同僚として姿をみせる
「島野さん」の正体は、死の迫った人間の魂が迷わず
旅立てるように見守る死神。

彼の姿を見て、そして話をすることで、
それぞれの人生や考え方は大きな影響を受けて換わっていく。

1作目、中学時代の親友との再会や
母親との会話、

2作目、夢をかなえた同僚の人生、
もう一度自分の夢は・。

いずれも、すこし切なく、
面白く、読んで癒されました。

ここのところ、読む作品のそれぞれが赴きがことなっていて、
柴田よしきさんへの印象が、変わってきました。