road2vのブログ - a little white rooster

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「主よ、永遠の休息を」誉田哲也/実業之日本社

誉田哲也さんの長編小説。

主人公は、
中堅の新聞社、共有通信に勤める若い新聞記者:鶴田、
(自・他社のヴェテラン記者からは鶴吉とよばれている。)
警視庁第五方面担当で、池袋署記者クラブにつめている。

そして巻き込まれたコンビニ強盗事件で知り合うことになる芳賀桐江

いまどきの若者というわりきった部分と、
好奇心と野心、
泥臭さも厭わずに誠実に仕事に取り込むところ、

日常の仕事と生活のディテイルがしっかりしていて、
知らない間に主人公たちに親しみを持って物語に没頭していた。

だからこそ
・・・
悲しい結末。

特にコンビニでのラストシーンは胸に痛みが残った。
幸せな結末もあったんじゃないかって、
想像していた。

こういう感覚を持てる小説は、そうはない・ね。