3/12、地震の影響でJRが動かずオフィスに泊まった日の翌日、
電車が動き出すまで、東京駅のコンコースで座りこんでいる
人たちの中にまぎれて、階段の隅に座って待っていた。
そのとき、読んだ本。
一流のアスリート故の栄光と抱えこむことを余儀なくされた重圧。
長島監督や王監督のエピソードとは別に、
このとき特に心に響いたのは、
スピードスケートの清水宏保さんについて書かれた章。
長野五輪での金メダル、
続くソルトレイクで薄氷の差で金を逃した銀メダル、
トリノでの8位と、
バンクーバーでの代表落ち。
栄光も挫折も、多くの日本人がその目で見てきた
アスリートの一人だと思う。
喘息という持病もあり、身体的に恵まれているともいえない
彼が、世界新記録を幾度も出せた理由、
単なるストイックとも違う、熱さが彼を動かしてきた。
それはおそらく今でも。
彼のような生き方に、
日本人は勇気をもらえるような気がします。
<清水宏保さんのブログ>
http://ameblo.jp/hiroyasu-shimizu/