road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

ホンダ インサイト試乗(1)

12月のシビック車検時に代車でインサイトに乗ることができました。

自身初めてのハイブリッド車試乗、

プリウスとの比較はじめ、WEBや雑誌上で多くの感想やコメントも目にしてきた中で
あらためて自分で感じたインプレッションです。

<デザイン>
ホンダファンの私としては、以前からプリウスよりスクエアなインサイト
方が好ましいと思ってました。ただ時間たって、古さは感じます。
フィットの方が明らかに旬ですね。
プリウスは時間がたっても古さを感じないかな。

<内装>
フィットベースということで、パネルやドア周りの造詣など
やはりシビックよりは1段落ちます。

シート等はしっかりしていて、後席含めて広さなども十分だと思いました。
ハッチバックのリア・トランクも十分。

ウレタンのハンドルも久しぶり。
むりやり本皮でなくても..と
思っていましたが、やはり本皮の方が感触良いです。

特徴的なのはインパネのエコ表示。
ブレーキ・減速時の緑表示、アクセル踏んだときの青表示。
走行状態を常に意識することで、自然とエコな運転を心がけるようになる、

これが、インサイトに限らずハイブリッド(EVも)車の最大のソフトウェア上の
変化でしょうね。


<走り> ○
モーター併用のためか、排気量は控えめ(1.3L)にもかかわらず、
アクセルを踏み込んだときのトルク感はシビック1.8G並みに感じました。
非力だと思うことは特になし。
(速さを求めないという心理的な作用もあると思います。)

意図的なのか?
リアエンドのガラスのせいで、特に後席たたんだときの
後方視界が抜群です。
サイドミラーもシビックより一回り大きくて、それも後方確認に
大きく効いています。これはよい。

<乗り心地> ×
タイヤは、扁平率の低い(60?)やさしい?タイヤを履いているのに、
荒れた道路の突き上げがゴトゴトそのまま感じられる。

以前、同じく代車で借りたインテグラ(丸目ライト)のベーシックモデルの
気持ちいい乗り心地とは、比較にならない。
サスペンション? ダンパー?
低燃費実現のための、弊害が見えているのか?
この辺は、最初のモデルゆえかもしれません。


<アイドリングストップ> ×
これが一番のおどろき。
停止時に、エンジンが止まる。いまやガソリン車でも装備率が上がっている
エコカーならではの装備。

信号で停車、エンジンSTOP。:おお、すごい止まった。
エンジン始動 : あれ、アクセルふんだっけ?ブレーキから足はなしたせい?
停車中にしばらくたつと、エンジン再始動するんですね?

ホンダ式だと、モーターのみでのEVモード走行はできない、というのは
理解してましたが、停車中もエンジン停止時間が短いのはなぜだろう?
ええ、何でと、なんども首をひねっていました。

しかも、再始動時のショックが大きい。エンジン始動音も。
ハイブリッド車だから、ガソリン車ではありえない静かさ・・ということは
全くなし。

i-STOPのショックの処理については、各メーカーいろんな方法で
どんどん気にならないレベルのものになっていると思っていましたが、
インサイトのこれは・・
手動でON/OFFするのときっと変わらないかな。

<総合評価>
燃費いいんだよね・・。インサイトに期待できる明確な良さは。これ。

正直、おなじくらいの程度の良好なインサイト
私のシビックを交換しないか?といわれて、燃費のよさのためだけに
その選択はしないと思う。

走行時、停車時、いずれもシビックの方が個人的に好ましい感触でした。
(1.8Gなら、新車時の値段はインサイトの方が上)

////
販売実績:
プリウスと比較したその結果が、日米問わず顧客の素直な感想を示していると思う。
(ホンダファンで、同じくらい魅力的ならホンダ車を買う、私でもね。)

ホンダが満を持して出したモデルが失敗であったとしても、
でも嘆くことはない。

失敗したからこそ、そこから真摯に学ぶことができる。

ボルトにリーフ、
韓国(現代)や中国(BYD)も魅力的なクルマをどんどんリリースしてきている
この時期に、一敗地にまみれたホンダが捲土重来の牙を研いでいると信じたい。

先勝したトヨタよりも。