road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「国境事変」誉田哲也/中央公論新社

誉田哲也さんの長編小説

警察、公安のそれぞれの主人公が
東京、そして韓国・釜山から50km以内と離れていない
国境の島:対馬を舞台に繰り広げる攻防。


日本人を主人公にした諜報小説は数あったけれど、
米ソ冷戦時代は、所詮ひとごとのような感じが
あった。

現在、もうそうではなくなってしまったのだなあ、
というのがこの小説を読みながらの感想でした。

政府が下手な手をうつだけで、
国境線がかわってしまうリスクの中で生きている臨場感。

我々は今、

失われた10年だか20年を経て、
新しい時代に生きていますね。