副題は、
-いくら働いても報われない時代が来る-
"ワーキングプア”
最初に、この言葉を知ったのはもう数年前、
NHKでの特集番組を視たときだったと思う。
そのときは、正直ぴんとこなかった。
個人的な経験もふまえて、かなり貧乏生活にも耐えられると思っていて、
だから年収200万円以下という指標も、
絶望的なものには感じられなかった。
あれから数年、
自分も40代に入って、周りにもリストラや早期退職後の
再就職にかなり苦労している元同僚が普通にいる状態になっている。
問題は、状況が変えられないまま固定化される
そこにある。
今の状態が、ずっと変わらない、
それどころか現状を維持しつづけることができるのか、
その不安をもって生きるのはつらい..な。
若ければ、可能性がある、
変化は必然と期待できる..
一人なら、環境に柔軟に対応することもできるけれど、
養う家族がいれば、そうはいかないかもしれない。
同じ仕事に同じ対価、
ワーキングシェア、
実際に企業で働いていて、その理想が実現されるのは
正直不可能にも思えるほどハードルは高いと思う。
それでも、そんな会社が複数目に付くようになり、
社会的な価値を認められるようになれば、
すこしずつ社会は変わっていく。
インターネットが普及して、情報伝達に壁やタブーがなくなった
今だからこそ、期待できるかもしれないと思っている。