山田昌弘・白河桃子さん共著の本。
パラサイト・シングル、格差社会、下流社会、ワーキングプアと
最近、社会現象がキャッチィな言葉で語られるようになって
一般的なイメージとして浸透していくような事例が多い。
その中のひとつであるというには
『婚活』というのは、すこし軽くユーモラスに
語られていると思います。
結婚しない、結婚できない独身男女が増えているというのは、
40過ぎた独身男性である私には、
耳が痛いというより、安心材料でもあり・・
たまに会った親戚(叔父など)に、
問いただされたされ時もまあ、プレッシャーは感じなくなってますね。
日本の深刻な問題でもある「少子化」は、
本当は結婚しない成人の増加が
大きな原因であるというのは、本書の後半でも述べられてるけれど、
「結婚」というは現実であるのと一緒に
やはり恋愛ともリンクするファンタジーの部分があるので、
ちょっと色や艶の部分を抜きに、考えられない、
というのもあります。
(これが結婚できない男の考え方ですね。)
『婚活』が必要になった理由、時代背景、
なるほどと納得するするどい分析で、昭和の感覚を引きずっている自分は
結婚できなかったはずと、改めて思いました。
色々な事例を示されていくと
『婚活』抜きで結婚はできない・・と思わされます。
{婚活=お見合いParty参加とか限定されたものではないです。}
結婚できる女性というものについて、
白河桃子さんの表現が、的確というか分かりやすくて
笑ってしまいましたが、
そんな場合じゃないか・・・。