road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「どうせ生きるなら」大橋巨泉/角川oneテーマ21

セミ・リタイアを宣言して、
そして1990年56歳で実践した稀有な著名人:大橋巨泉さんの本。

クイズダービー」、「世界まるごとHOWマッチ」など、
大橋氏の手がけた高視聴率番組のまさにどんぴしゃの視聴者だった私には、

テレビの中の成功した(成功しつづけている)有名人である彼が、
リタイヤ(セミはつくが)ということに
ことさら特別な思いをもっていることが
正直ぴんとこなかった。

自分が年をとってきてリタイアというものをある程度
想像するようになったこともあるとは思うけれど、

本人の言葉で本人の思考をきちんと書いた本を読むと、

時折、眼にすることのあった
テレビの中での短いコメントでは、全く伝えられないものが
あると思う。

イメージや思いつきによるものでなく、自分、パートナー(妻)、
子供、生活・人生のpriorityを考え尽くして
そしてBestなものを選択してきたことにまよいはない。

この本は、かつてセミリタイアについてのベストセラー
「巨泉 人生の選択」を著した大橋巨泉さんが
70歳を迎えて、セミ・リタイア生活の中でも変遷していくこと、
あらためて大切なことなどを振り返った本になっています。

そもそもお金がないと・・
というのが、普通の人が大橋巨泉さん=セミ・リタイアに
最初に感じるハードルではないかと思うけれど、
セミ・リタイアは目的ではない、

いずれはくるリタイア生活(しかもそれはかつて考えられていたよりもずっと長い)
に向けての大切な人生設計を書いたものです。