4章からなる、森見登美彦の連作長編。
第1章:夜は短し歩けよ乙女
第2章:深海魚たち
第3章:御都合主義者かく語りき
第4章:魔風邪恋風邪
森見登美彦さんの小説を読むのは初めて。
表紙のイラストの女性の姿がなんとも印象的です。
大学で同じクラブに所属する彼女と先輩が主人公。
京都の街、時には大学の学際を舞台に
純真・天然な彼女への恋心を胸に
外堀を埋め続ける先輩のエピソードには、
わらって最後にほろりとさせられます。
どれだけ外堀埋めるんだ..
このまま外堀を埋め続けているべきなのでは、
先輩の気持ち・逡巡はよくわかり..
最後のHappy Endを予感される始めてのデート?
独特の古典的な言い回しに、最初は少しとっつきにくさも
感じますが、最後にほんわかした気分になります。
こんな恋愛小説、一度はいかがでしょうか?