road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦/角川書店

4章からなる、森見登美彦の連作長編。

第1章:夜は短し歩けよ乙女
第2章:深海魚たち
第3章:御都合主義者かく語りき
第4章:魔風邪恋風

森見登美彦さんの小説を読むのは初めて。

表紙のイラストの女性の姿がなんとも印象的です。

大学で同じクラブに所属する彼女と先輩が主人公。
京都の街、時には大学の学際を舞台に

純真・天然な彼女への恋心を胸に
外堀を埋め続ける先輩のエピソードには、
わらって最後にほろりとさせられます。

どれだけ外堀埋めるんだ..
このまま外堀を埋め続けているべきなのでは、

先輩の気持ち・逡巡はよくわかり..
最後のHappy Endを予感される始めてのデート?

独特の古典的な言い回しに、最初は少しとっつきにくさも
感じますが、最後にほんわかした気分になります。

こんな恋愛小説、一度はいかがでしょうか?