road2vのブログ - a little white rooster

Windows10 64bit化、書庫:PC(パソコン)関連作りました。

「敗者復活」サンドウィッチマン/幻冬舎

サンドウィッチマン:富沢たけし、伊達みきお

2007年M1グランプリ

敗者復活から決勝に進み、2つのねた「街頭アンケート」「宅配ピザ」で
あれよあれよという間に優勝したサンドウィッチマンのことは、
今でも強く印象に残っている。

それまでまったく知らなかった漫才コンビ
初見のねたで、うわ、おもしろいわと心をつかまれて、
これは優勝だわ、と思った。審査員の絶賛にも納得した。


M1優勝後、一躍時の人になって、
TV出演などで、彼らのプライベートも紹介されるようになったけれど

わずかな時間では(当然ながら)、ごく一部のイメージを切り取ることしかできない。

高校・ラグビー部での合い方との出会い、
地元でようやく二人がコンビを組むまで、
上京、
売れない9年間、
そしてM1グランプリ

本書は、ふたりが、交互に自分の言葉、視点で
ひとつの出来事や時代を語り連ねていく構成の
書き下ろし作品。

別々に書いているだけに、考え方や感じ方のちがいも
浮き上がってきて、それでもお互いのことを
理解して、一緒にやってきたのがわかる。

タレントやスポーツ選手が出した本は、多いけれど、
こんな本は今まで読んだことがない。

すごい!

プロローグのテーマは「敗者ってなんだ?」

そして二人が別々につづるM1優勝後半年の時間がたって
考える今後の自分たちのことででてきたのは
「勝者って..」言葉。

夢、仕事、

お笑いという特別な世界だけでなく、
普通の仕事や生き方にも通じる、大きなヒントが
あると思いました。

おすすめです。