副題は「この10年で給料20兆円が減った。」
賃金・人事コンサルタント業を営む著者の北見昌朗さんが、
国税庁の「民間給与実態統計調査」結果を、
分析して抽出したシンプルな事実をまとめたもの。
分析結果を、項目、見方を変えて並べただけでもあるので
読み進めていても、次々にページをめくりたいと
思わせるようなものではないのだけれど、
ニュースやインターネット上の解説などとは、
違う日本経済、この10年の真実の側面を知ることは
価値があると思う。
15年ぶりの円高に、ドバイショック、
この10年から正しく学べないと次の10年はもっと
ひどいことになる、
そこに強い危機感を感じる..