表題作服務6編からなる短編集。
「ランドセル」
「灰皿」
「木蓮」
「影」
「しずく」
「シャワーキャップ」
表題作の「しずく」は、それぞれの飼い主につれられて出会い
一緒に生活するようになった2匹の猫の視点でかかれた小説。
ほんわりと暖かい気持ちになり、ちょっとせつなくなる。
子供、そして成長した大人、
連れ合いを亡くした老婦人
生活していくだけで
いろんなドラマがあるんだなと
そう思う小説集。
こういう小説を読むと、自分の立ち位置を
見直すきっかけになる気がします。