2004年、西加奈子さんのデビュー作。
「あおい」
「サムのこと」
2編からなる小説集。
「あおい」はデビュー作だけあって、
まとまりきれない部分もあるけれど、いろんなことを
つめこもうとしたそんな思いを感じる。
「サムのこと」
10代の終わりからの友人関係を続けてきた登場人物たち。
20代も半ばをこえてそのうちの一人サムが交通事故で亡くなって、
通夜の席で、それぞれの思いが語られて・・。
不思議な味わいのある小説。
生き方も考え方も、感じ方もいろいろ・・
こいいうことを理解して想像することも必要な能力なのかも
しれないと思った。