副題:あなたが払うお金は、住宅の価値に見合っていますか?
著者は、NTT本社不動産戦略部門勤務を経て、
1992年からNTT都市開発株式会社で
オフィス、マンション等の複合開発業務に携わっている。
1996年に(財)日本不動産研究所に出向、東京都心を中心に
不動産鑑定評価の実務を経験。
1999年に株式会社NTTファシリティーズへ。
2005年に独立。
バブルと、その崩壊、
また近年のミニバブル、
需給関係や、近年・近隣の事例など、
不動産価格の変動ぶりを目にして
話題にすることは多い。
上がりすぎじゃないか、とかもう十分さがったとか・・
個人的な感覚とは別に、明確な価値がわかるなら
ぜひ知りたいと思う。
本書では、プロとして実際に鑑定を行ってきた著者が
その値段のつけかたを解説してくれています。
なるほど・・というのが感想。
細かく要件を分類していって、標準と差異、
客観的に値段をつけていくのはこういうことなのだと思いなっとく。
(詳細な項目について、その等価価値をどう判断するのかは、
主観的な判断になるのですが。)
できるだけの検討はやった、と満足のできる
不動産の買い物をするためには、読んでためになる本と思います。