舞台は1988年(昭和63年)
人口20万の小地方都市:桜宮市、
東城大学医学部付属病院で働き始めた研修医:世良雅志を軸に
物語は進む。
{ 奇しくも私が就職・上京して働き始めた年だから、時代観には
特別なものを感じた。}
帝華大学から、新しく着任した高階(たかしな)講師,
藤原婦長、
猫田主任、
花房看護婦、
なじみのある登場人物たち。
夏休みの実習への参加という形で学部学生時代の
速水、田口、島津も登場してうれしい。
「チーム・バチスタの栄光」に連なっていくサイド・ストーリーのひとつ、
そう思ってそれほど期待していたわけではなかった
のだけれど・
おもしろかった!オススメです!
医学の世界は、
人の命がかかるだけに強烈な意思のぶつかりが火花を散らす、
そんな緊張感がたまらない。
海堂尊さんの作品、未読の作品もすべて読みたくなりました。