ロックバンドGLAYのリーダー:TAKUROが2003年に書き下ろした本。
ビジュアル系バンド全盛といわれた頃にあっても、
GLAYって、真面目というか、他のバンドとは少し違うと感じていた。
高校時代にバンドを組んだ頃から、
札幌でのライブ活動、
就職・上京して働きながら、アルバイトもしながらの音楽活動・・
ビッグネームになっても、飾らないでいられる原点が
ところどころに散見されて
こういうバックボーンで続いてきたバンドだからこそなのだと
納得した。
1999年、幕張での史上最大20万人の野外イベント。
電車の中に、GLAYのグッズをもっと若い女の子たちがたくさんいたのが
記憶に残っている。
「Winter Again」にこめられた意味、
音楽賞を総なめにした年に、解散しようと話し合っていたこと。
夢をかなえたり、成功したりしても
変らずに自然体でいるということがどういうことなのか・・
ファンでなくても、読む価値のある本だと思いました。
最後に、
新聞に出した意見広告の話。
アメリカのイラク攻撃に対する反対。
実際に新聞で見て、インパクトがあった。
記憶に強く残っている。
成功したロックスターの意見広告。
正直、正直多少の偏見は持っていた。
この本を読んで、その意見の真意がわかりました。
自然体でいる彼だからこそ、
やるべきことをやったのかと思う。
おすすめです。