浅見光彦シリーズの最新作。
三位一体で成立する『究極の香水』、
それぞれの香水を託された妙齢の3人の美女。
フランスを舞台に物語が始まって、相当ロマンティックな
ストーリーが展開すると期待していたのだが、
説明を追いかけているうちに終わってしまったという感じ。
内田康夫さん本人によるあとがきの中で
ファンクラブ機関紙でのリレー連載->野生時代への転載をへて
書名すらも別物に変っていくような大幅改稿がなされて本書にいたる過程、
その苦労が説明されていて、納得もしましたが。
残念でした。
次回作を期待したい。