「チーム・バチスタの栄光」に続く第2作目。
不定愁訴外来:田口公平、藤原専任看護師
高階病院長に兵藤医局長、
そして、またまた
厚生労働省:白鳥圭輔
一作目でなじみになった登場人物たちの存在で
やはり安心して読みはじめられた。
前作があれだけの評判を得ただけに、期待は大きかったと思う。
多少は、トーンダウンしておとなしめの作品になるのかと思いきや、
東城大学医学部付属病院オレンジ新棟の面々、
猫田看護師長
田口の友人でもある医師たち
白鳥の学生時代の友人?である桜宮警察署の加納警視正、
(そして白鳥における田口のような存在、相棒の玉村警部補)
次から次に個性的な新メンバーが登場して、
落ち着く暇がない。
そして本作の主人公でもある
浜田小夜看護師、
歌手の水落冴子、マネージャーの城崎
小児科の入院患者、牧村瑞人、
佐々木アツシ
登場人物の造詣だけなく、
ストーリーの幹になる仕掛けにも手加減がない。
おもしろく楽しめたのだが、
正直、サービス精神が旺盛にすぎるのでは?と思ったくらいだ。
さらに次作の?前振りも伏線らしきものもたっぷり。
このエネルギーで走り続けられるのか?心配しながらも
3作目も楽しみだ。
海堂尊さんのこのシリーズは刊行順(時系列)に沿って
読むことをおすすめします。
PS: "ケロロ軍曹"おそるべし。