road2vのブログ - a little white rooster

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「ぼくの手はきみのために」市川拓司/角川書店

3篇からなる作品集。

「ぼくの手はきみのために」
「透明な軌道」
「黄昏の谷」

作品の中で静かに時間が流れて、登場人物たちの関係が
すこしずつ変りながら、人生が続いていく。

映画化やドラマ化された長編作品とくらべると、
地味な印象があるが、
だからこそ、より市川拓司さんらしさがある
と思った。

今の時代だからこそ、こんな世界もよいかなと
思ってしまうのか。

「黄昏の谷」読みながら、何度かうるうるしました。