放送作家を経て、脚本家をやっている中島たい子さんの本。
表題作と短編「彼からの宅急便」の2編を収録。
主人公は、30代半ばの独身女性、長田真里。
(以下、帯より)
ある日、重大な決意をする。
それは、家を建てること。
仕事よりも、恋よりも、
結婚よりも、家・・・
..
ドラマティックな事件がおきるわけではなくて、
リアリティがある設定で、たんたんと最後まで
読んでしまいました。
長年の友人でもある従弟の友紀子やその母、
両親に、叔母の朋子、
いいたいことを言い合いながら、
暖かいつながりを感じる。
お見合いが縁で知り合って、設計を頼むことになる
福島さん、事務所の面々もまたよい。
家をたてることについての本、
結構、よく読んでいるのだけれど、
これは、よいです。
ほのぼのしました。